大型補強第二弾! 琉球から優勝の立役者コー・フリッピンがサンダーズに加入

スピードのあるドライブにサンダーズの選手たちも苦しめられた(2023年1月28日琉球戦、太田市運動公園市民体育館)

 2022-23シーズンのBリーグ王者となった琉球ゴールデンキングスから、チャンピオンシップ・ファイナルのゲーム2で21得点、8アシスト、フリースロー10/10本という大活躍で、日本生命ファイナル賞を受賞したコー・フリッピンが、群馬クレインサンダーズに加入する。
 冷静なボールハンドリング、独特の緩急とステップワークを組み合わせたスピードのあるドライブ、広い視野から放たれる味方への的確なパスなど、力強さだけでなく総合的に高いパフォーマンスを発揮する選手である。また、高い位置からプレッシャーをかけて相手のミスを誘発し、スティールから豪快なダンクに持ち込むという一連の流れが得意なスタイル。
 2021年、23年のオールスターのダンクコンテストでは、名だたるビッグマンたちを抑えて優勝したほどの身体能力を持つ。
 彼がBリーグでプレーした4シーズンの内、コロナで中断した1シーズンを除き、3シーズンすべてでファイナルを経験。そのうち2回は優勝するなど、勝者のマインドを持った選手でもある。クラブも「ここぞという時の圧倒的な勝負強さを携え、群馬クレインサンダーズをチャンピオンチームに押し上げるべく決意を持って入団してくれました」と期待する。
 マイケル・パーカーや並里成といった千葉ジェッツや琉球時代のチームメイトもおり、チームに早くフィットしそうだ。

持ち前のディフェンス力で、並里成のドルブル突破を防ぐコー・フリッピン(2023年1月28日琉球戦、太田市運動公園市民体育館)

 フリッピンもサンダーズへの加入を楽しみにしており、クラブを通じて下記のコメントを発表している。
「群馬ファンの皆さん、こんにちは! クレインサンダーズに加入することになりました。 とてもワクワクしています! 群馬はバスケットボールの素晴らしい文化を築いているクラブで、私 も貢献したいと思っています! このような機会を与えてくださった群馬の関係者の皆さま、ありがとうございます!」

■Profile
コー・フリッピン

1996年5月20日生まれ、アメリカ出身、日本国籍。ドエイン大学を卒業後、2019年に千葉ジェッツに入団。2020-21シーズンに優勝を経験。2021-22シーズンに母親の出身地である沖縄の琉球ゴールデンキングスに移籍。チャンピオンシップ・ファイナルのゲーム2で古巣・千葉Jを相手に21得点、8アシスト、フリースロー10中10本を決める活躍で、琉球をBリーグ初優勝に導き、日本生命ファイナル賞を受賞した。ポジションはポイントガード(PG)/シューティングガード(SG)、188㎝・75㎏。