小学生の時から憧れたチームで、2013年以来の全国制覇を目標に掲げて、この夏を戦う。
岩﨑鈴音(いわざき・りおん)
3年・投手
2005年9月10日生まれ、太田市立宝泉中学校出身、179㎝・75㎏、右投左打
――春はケガをしていた中での登板だったのですか。
春の大会の中に足首を捻挫して、完全ではない状態で投げていました。昨春にケガした股関節をまた痛めて現在治療中ですが、夏の大会までには万全な状態で試合に出られると思います。
――春は、健大に4-5と惜敗しました。9回表に一挙に4点を取って試合をひっくり返しましたが、その裏に相手に1点を取られてサヨナラ負けを喫しました。
やはり、負けた相手が健大だったので、他のチームよりも悔しかったです。
――春の健大戦で悔しい負け方をして、夏に向けて野球への取り組み方は変わりましたか。
健大に勝つためにはもっと意識を変えないと勝てないのかなと思って、日常生活から意識を変えるようにしました。例えば、授業をもっと真剣に受けることから取り組んでいます。
――春の大会の健大戦の9回の裏は、少し集中力が落ちたのもあるのですか。
(9回表に、0-4から)追いついて逆転したというのもあり、少し気が抜けた部分もあったのかなと思います。そういうものは、日常生活の態度から来ているのかもしれないと思いました。
――夏に戦いたい相手は健大?
夏の決勝戦で戦うことを望んでいます。
――ピッチャーとして、健大の打撃力をどう見ていますか。
健大は、1球の投げミスがあったら長打にされるので、群馬県内だったら本当に断トツの打線だと思います。
――その中で、特に怖いバッターは誰ですか。
半田慎太郎選手ですね。どこに投げても打つというか、細かなバッティングもできますし、長打力もありますし、そういうところですね。
――岩﨑君が得意な球は?
ストレートとスライダーです。ストレートは(6月8日現在)最速145キロですが、夏には高校1年生の時から目標にしていた150キロを出したいです。しかも敷島(上毛新聞敷島球場)で出したいなと思います。
――高校1年生の時の球速はどれぐらいだったのですか。
136キロです。
――145キロを出したのは?
春の健大戦です。
――持ち球は、スライダーとストレートの他に何がありますか。
ツーシームと、縦系のスライダーです。
――春の大会後からしばらく投げられない状態が続きましたが、焦る気持ちはありましたか。
他のチームはどうなんだろうと気になっていて、今、こうしてケガをしていていいのかと考えたりはしました。
――春以降、万全な状態で夏に臨むためにも、無理しないことが大切ですね。
お世話になっている治療院の施術を受けているので、ケガが良くなっているのは実感しています。
――前橋育英のエースとして、プレッシャーを感じますか。
背番号1は、髙橋光成さん(西武)など歴代の先輩たちがつけてきた番号なので、この番号をつけるからにはしっかりとした投球をしなけれいけないなと気が引き締まります。自分にとっては重い番号です。
――憧れの選手は誰ですか。
髙橋光成さんです。
――ところで、なぜ前橋育英で野球をやろうと?
小学生の時からずっと前橋育英を見てきて、群馬県で一番カッコいいチームだなと思ったのがきっかけでした。
――将来は、プロを目指しているのですか。
まずは大学に行ってからプロを目指したいと思っています。
――将来は、どんな選手になりたいですか。
髙橋光成さんみたいに、球界を代表するようなピッチャーになりたいと思っています。
――この夏の試合に向けて取り組んでいることはありますか。
自分はまだ精神的にも子どもの部分があるので、発言にも意識したりして、野球以外の日常生活からしっかり取り組むようにしています。
――最後に、岩﨑君から見たこのチームの特徴を教えてください。
まずチームの雰囲気がとても良くて、一人ひとりが目標に向かって、同じ方向を向いて頑張っているチームだと思います。そして、一人ひとりが練習から常に120%の力で取り組める良いチームだと思います。
<了>