東海大学2年生のハーパー・ジャン・ローレンス・ジュニア選手が、特別指定選手として群馬クレインサンダーズに加入する。
沖縄県出身のハーパー選手は、福岡第一高校3年の2021年2月6日レバンガ北海道戦に、特別指定選手として契約していた琉球ゴールデンキングスでBリーグデビューを果たし、これまで河村勇輝選手(福岡第一~東海大学中退~横浜ビー・コルセアーズ)が持っていたBリーグ最年少出場記録の18歳8カ月23日を17歳11カ月を大幅に更新しただけでなく、翌日の試合ではフリースローで、河村選手の持つBリーグ最年少得点記録(18歳8カ月23日)も17歳11カ月29日に塗り替えている。
ハーパー選手は、並里成選手と同じ沖縄県ゴザ市出身で、高校も並里選手と同じ福岡第一高校に進学。大学は八村阿蓮選手と同じ東海大学である。クラブはニュースリリースを通じて、こうハーパー選手を絶賛している。
「ハーパー選手は、並里成選手もたどったハイレベルな環境でその才能を開花させ、八村選手ともプレーした現所属の東海大学では、攻守にわたるアグレッシブなプレーで今季のインカレ優勝にも貢献した若き才能あふれるプレイヤーです。福岡第一高校在学中の17歳のとき、当時の最年少記録でBリーグデビューしていることからもわかる通り、常人離れしたその類稀(たぐいまれ)なポテンシャルは、同世代のガードプレイヤーの中でも抜きん出たものがあります。早期からBリーグという一段上のレベルで経験をつむことが、将来日本を代表する選手になるであろうハーパー選手の成長をさらに促すと考えております。裏表のない明るく素直な性格とバスケットボールにまっすぐに向き合う姿勢を、ぜひたくさんの方々に見ていただき、そして力強くブーストしていただけたら嬉しく思います」
今回の加入に際にハーパー選手は、「このチームからたくさん吸収して、成長できるように頑張ります」とコメントしている。
サンダーズには同じポジションの選手に、先輩の並里成選手、五十嵐圭選手という日本を代表する選手や、成長中の菅原暉がいる。彼らの背中を見ながら、ハーパー選手も日本代表する選手になることを期待したい。
■Profile
ハーパー・ジャン・ローレンス・ジュニア
2003年2月9日生まれ、沖縄県出身。ゴザ中学~福岡第一高校~東海大学(在学中)。高校3年の時にU-16代表メンバーに選出されただけでなく、特別指定選手として地元の琉球ゴールデンキングスと契約。今季は、サンダーズと特別指定選手契約を結び、トップレベルで試合経験を積む。180㎝・80㎏、ポジションはポイントガード(PG)